メガネラッコの反芻キネマ

どうもメガネラッコです。ご覧いただきありがとうございます。基本的には最近みた映画について、上映中、レンタルなど関係なく感想や自分なりの分析など徒然と書いてます。

ドクター・ストレンジ 〜魔術の魅せ方と軽妙な演出が楽しい個性的なヒーロー~

マーベルユニバースに新たに加わった魔術師ヒーローの
の誕生を軽快に描いた秀作(かわいいオジサマたちに魅せられる)

 

 

どうもメガネラッコです。

マーベル作品でお気に入りのキャラクターはロケットラクーンです。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

「ドクター・ストレンジ」

 

marvel.disney.co.jp



です。

 

■映画のざっくり内容

天才医師である主人公はある日、交通事故で

両手が自由に動かなくなる。

あらゆる治療を試すが、彼の手は元に戻らなかった。

そんな彼が、下半身が動かなかった男が元気になった話を

頼りにチベットに向かった。

そこで待ち受けているものは医療とは全く異なる

魔術の世界、精神の世界だった。

初めはスピリチュアルなものを否定していたが

どんどんと魔術の世界に入っていき、、、、

 

■観た理由

マーベル映画が好き。

映像が楽しみ。いたってシンプルな理由です。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★★

話の筋や、誕生の背景から暗くなりがちかと

思いきや笑いどころも多く

楽しく見られるのではないでしょうか。

マーベル映画の予備知識がなくても

問題なく楽しめると思います。

 

 

 

~1人~    ★★★

突っ込みどころや映像演出など

人と話したくなる要素満載です。

独りよりは複数人でわいわい楽しむほうが

ベターかと思います。

 

 

~友達と~   ★★★★★

映像や話の運び方、演出など

色々と話をしていて楽しい映画です。

劇場でも笑い声が漏れていたので

是非とも友人と一緒に笑い、楽しんでほしい映画です。

 

 

 

~シリアスな誕生秘話が見たい人~  ★★

予告などから醸し出されるシリアス感を求めてみると

少し肩透かしを食らうかもしれません。

しかし、決してテーマ性が薄いとか、ふざけているわけでなく

魅せ方がエンタメによっているだけだと思います。

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・魔術の映像表現

・かわいいオジサンたち大集合!

・マーベルのほかの作品との接点

・浮遊マントのキャラクター感

・見ていて飽きない話のテンポと笑える演出

 

 

 

 

一言でいうなら最高です。

魔術の映像表現はどこかで見たことあるような

ものかもしれません。

ただ、映像表現だけにとどまらず、

その映像演出そのものを魔術バトルとして

よく活かせていたと思います。

 

話自体も暗い感じではなく

でも、しっかりキャラクターごとの

内面は最低限描かれている。

エンタメ作品としてバランスの取れた映画だと思います。

 

キャラクターとしてそこまで詳しくなかったので

変に期待していなかったせいもあるかもしれませんが。

 

しかし、単独でこの映画だけみても

話としては完結しているし、マーベルに詳しくない人でも

楽しめる映画ではないでしょうか?

 

個人的には出てくるオジサンたちが可愛く見えてくる

演出の仕方が良いと感じました。

 

 

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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ローグ・ワン 〜SWの世界に奥行きを出した秀作~

スターウォーズの世界が更に広がり、今までの作品にも付加価値をもたらす素晴らしいスピンオフ作品

 

 

どうもメガネラッコです。

スターウォーズで好きなキャラクターはストームトルーパーです。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

「ローグ・ワン」

 

starwars.disney.co.jp


です。

 

■映画のざっくり内容

幼少期に、帝国軍によって父親を連れていかれ

母親も殺された主人公。

両親の手引きにより協力者に育てられていくも

その生活は帝国と戦う日々だった。

ある日突然、主人公が帝国によって収監されようとしているときに

反乱軍が助けに来た。

助けた理由は、主人公の父親が兵器の開発に携わっていること

そして反乱軍に協力してほしい、ある人物への交渉を主人公に

させるためだった。

 

帝国と反乱軍。兵器の真相父親の関与など

次々と明らかになっていく中、主人公は帝国に対抗するための

希望を得るため戦う。

 

 

■観た理由

スターウォーズが好き。

これ以上の理由はないでしょう。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★

スピンオフではありますが

単体でも楽しめるようにはなっていると思います。

戦争の描き方からして、人がガンガン死んでいくので

そういったことに抵抗のある人は避けたほうが無難かもしれません。

 

 

 

~1人~    ★★★★

スターウォーズが好きであれば

独りで見ても全然問題ないでしょう。

ただ、いろいろと語りたくなるので

スターウォーズを語り合える人と見たほうがいいです。

 

 

~友達と~   ★★★★★

スターウォーズについて熱く語れる友人とこの映画をみる。

それが最高でしょう。

過去作についてや設定に明るい友人がいれば

なお良いと思います。

 

 

 

~ヒーローの活躍が、無双が見たい人~  

スターウォーズといえど、本作の主人公達は

特別な能力をもっているようなキャラクターではありません。

なので特別な力で軽妙に、強力に突き進んでいくような

物語を期待すると、がっかりする可能性があります。

 

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・個性的なキャラクター達

・往年のキャラクター達の登場

・分かり切っている結末に向かっていく話の流れ

・新型ドロイドの新たな役割

ダースベーダーの魅せ方

 

 

 

スターウォーズが好きであれば

この作品を見ない理由はないと思います。

今までと異なるスターウォーズに仕上がっています。

この作品を見ることで今までに見てきたスターウォーズの世界が

より楽しめるようになることでしょう。

 

主人公たちがフォースを使わず、普通の人たちであること。

戦い方など含め、戦争感が強いこと。

そういったちょっとリアルな要素で描かれている事で

スターウォーズの世界観に奥深さを出してくれています。

 

スターウォーズを全然知らない人が見たらどうか?

正直自分にはわかりかねるのですが

自分の楽しめた要素を考えると

エピソード4やダースベーダーなどのキャラクターの魅力

といったもので無しで及第点が取れる映画かといわれると

疑問かもしれません。

 

なので見る人は少なくともエピソード4だけは

見ておいたほうがいいでしょう。

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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この世界の片隅に 〜日本人だからこそ作れた、でも世界中で見てほしい映画~

戦時を一般的な生活から描き、自分の世界や居場所のありかを
考えさせられる作品

 

 

どうもメガネラッコです。

戦争映画は昔から比較的興味をもって見ています。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

この世界の片隅に

 

konosekai.jp

 


です。

 

■映画のざっくり内容

広島で生まれくらしていた少女は、年頃になり

呉に嫁いでいく。
もともとのんびり屋で絵をかくのが好きな主人公すず。

戦時下で海軍の拠点である呉で暮らしていく姿が描かれる。

配給、防空壕、空襲、、そんな日常を当たり前として受け入れえていた

生活は終戦へと向かうにつれて、、、

 

 

■観た理由

周りのひとに薦められて。

評価が高く自分の目で確かめてみたかったから。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★

ある種の生き方の物語として見れるので

カップルでみても問題はないと思います。

戦時下を描いていますがグロイ描写などもほとんど

ないのでそこまで構えず見てもいいと思います。

 

 

 

~1人~    ★★★★

独りでみて染み入りましょう。

物語に集中するには一人で見るのが一番だと思います。

ただ、感想を人に話したくなるので

周りにほかに見ている人を探すのをお忘れなく!

 

 

~友達と~   ★★★

この作品に興味のある友人となら一緒にみていいと思いますが

何の説明もせず、興味のない友人を誘うのはやめたほうがいいでしょう。

 

 

 

~アニメ映画に軽いもの、気軽さを求める人~  

絵のタッチは独特で深刻さを感じませんがお話自体は

すごくディープだと思います。

気軽にアニメ映画が見たい人は他の作品をおすすめします。

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・話と絵のタッチ、演出などのバランス

・すずさんのキャラクター

・この映画がクラウドファンディングでつくられた事実

・激しすぎない戦争描写

 

 

 

原作にも興味がわきました。

評判の良さが自分にはすごくわかります。

この作品が映画化されたこと、

しかもそれがクラウドファンディングという形でつくられたこと

それ自体がすごく意味をもっていると思います。

 

戦時下の物語というのは暗く、つらくなりがちです。

もちろんこの映画にもそういった一端はあります。

でもあくまで戦争を一市民目線で見つめているこの映画には

生き方そのものが描かれています。

 

途中何度も理不尽な暴力の存在に胸を潰されるような気持になりますが

本当に見たいのは、主人公すずさんがこの後どんな風に生きていくのか?

彼女の日常をみる映画だと思います。

 

見るか悩んでいっる人は、見たほうがいいと思います。

ただ、時代の必然性をこの作品に感じるか?

は、自分的にはまだ不明瞭ですが良作であることに変わりはない

作品だと思います。

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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湯を沸かすほどの熱い愛 〜延命ものの皮をかぶって無償の愛を描いた映画~

母性や親子愛は無償で与えられるものなのか?
という事を改めて考えさせられる良作

 

 

どうもメガネラッコです。

余命物映画は少し苦手です。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

「湯を沸かすほどの熱い愛」

 

atsui-ai.com


です。

 

■映画のざっくり内容

1年前に夫が蒸発した妻。

それ以来家族で経営していた銭湯も休業中。

娘が学校で問題を抱えているなか
妻はパート先で倒れる。

癌が全身に転移し余命いくばくも無い状態だと知る。

彼女は娘のためにも、いなくなった夫の捜索を探偵に依頼したが

あっけなく見つかる。

夫には病気のことをうちあけつつ、彼女が死ぬまでの間いかに

生きていくかが描かれていく、、、

 

 

■観た理由

予告編をみてなんとなく気になっていた。

娘のイジメ問題など様々なことに

どのようにむかっていくのかが気になったから。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★★

好きな人がいる方には是非見てもらいたい映画です。

泣けるだけでなく、随所にユーモアもあるので

見終わってもそこまで暗くなることもないと思います。

 

 

 

~1人~    ★★★★

独りでみても問題のない映画です。

映画館でも客層は年齢高めなので特に気にならないのでは

ないでしょうか。

人の目を気にせずじっくりと映画と向かい合えるので

自分も一人でみました。

 

 

~友達と~   ★★★

この手の作品は友達を見に行って

そのあとどんな会話が繰り広げられるのか、、、

楽しむだけならほかの作品のほうがいいかもしれません。

仲のいい友達であれば、見終わったとに互いの感想を

話し合うのもよいでしょう。

 

 

 

~どん底まで暗くなりたい、落ち込みたい人~  

この手の映画を泣くために、落ちるところまで気持ちを落とすために

みたいという人もいるかと思いますが、この映画は向かないかと思います。

決して明るい話ではないと思いますが、見終わって暗い気持ちになる

落ち込むような映画ではないと思います。

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・出ている役者陣全員しっくりきた

杉咲花の演技に見ごたえあり!

・丁寧に綿密につくられた脚本

・泣くだけでなく、笑える、フフッとなるユーモアも沢山

 

 

 

何というか、完全にやられました。

最後に向かって山場が来て泣くかなー

くらいに思って見に行ったのですが

気が付いたら泣かされっぱなしだったように思います。

 

余命物映画にある、余命をしってから如何に生きるか?

という事がテーマなのかなー

と思っていました。

 

もちろんその要素もあると思いますが

自分としては、愛情、というもの

取り分け無償の愛について考えさせれられる

映画でした。



脚本も素晴らしく、話が進むにしたがって

色々なセリフがボディーブローのように

効いてきます。

出ている役者さんたちも素晴らしく、

宮沢りえ流石、

杉咲花、すげえ

子役の子もいいぞ!

 

と非常に満足度の高い映画でした。

 

今年人に薦めたい映画の一つになったので

ご興味のあるかたは是非見に行ってほしいですね。

 

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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怒り 〜人と人との壁の正体を縁取る映画~

他人との超えることのできない壁、
行き場のない感情を群像劇で描く映画

 

 

どうもメガネラッコです。

怒るといえば「12人の怒れる男」です。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

「怒り」

www.ikari-movie.com


です。

 

■映画のざっくり内容

住宅街に住む夫婦が殺された。

その現場には「怒」の文字が残されていた。

数年後、まだ犯人は捕まらないままでいた。

そんな中、東京、千葉、沖縄で素性の知れない男3人との

その周りを取り巻く環境が描かれていく。

彼らの中に、例の事件の犯人はいるのか?

3組の関係はどう変化していくのか、、、、

 

■観た理由

予告編をみてからずっと気になっていた作品。

しかし、内容が重たそうなので中々見に行けていなかったが

公開終了する前にスクリーンで見ておきたいと思い鑑賞。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★

人を信じる、ということを深く考えれる作品です。

こういったメッセージ性の強い作品をみて

楽しめるカップルならアリでしょう。

ただ、気持ちが少し暗くなる覚悟は必要です。

 

 

 

~1人~    ★★★★

何をもって他者とつながっているのか?

信用しているのか?など色々と考えさせられます。

なのでそういったことを考えたい、意識してみたい時には

うってつけの作品です。

見終わって独りでボーっと物思いにふけるのも一興です。

 

 

~友達と~   ★★★

明るい気持ちで終われないと思います。

ただ、こういった作品を一緒に見てくれる

友達がいるとすれば、おすすめします。

二人で映画から感じたことを語り合える中なら

是非一緒に見ていいかと思います。

 

 

~とりあえず何も考えずにエンタメを楽しみたい人~  

序盤から重たいです。

期待しているようなエンタメ要素は皆無なのでおすすめしません。

見終わって嫌でも様々なことを考えてしまうので

気分がのったら見てみましょう。

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・役者たちが豪華

・不安定でリアルな登場人物たち

・群像劇なのにまとまりのいい話の運び

宮崎あおい

 

 

 

想像通りの重厚な人間ドラマでした。

思ったよりも事件そのものの真相に対しての要素

つまり、誰が犯人なのか?ということが

重要視されていない印象でした。

 

もちろん、見る際にその点を意識することで

各男達の見方が変わったりしますし

展開を楽しむこともできます。

 

ただ、この映画が本当に描いているのは

人が誰かを信頼するとき、それが揺らいだ瞬間。

さらにはその変化から生まれるような

行き場のない感情、「怒り」そのものです。

 

個人的には犯人が誰なのか?という謎解きモードは

ほぼなく見ていたのですが、それでもあっという間に感じました。

 

ただ、感情の爆発の描き方が少し一辺倒な気がしたのですが

他の描き方が自分もあまり浮かばなかったので仕方ないかと思います。

どうしようもない気持ちが溢れたとき

人はやはり叫ぶんですかねー

 あと性的な描写多めなので苦手な人は控えたほうがいいかもです

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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ビューティー・インサイド 〜韓国らしいテーマ性のラブストーリー~

SF(すこしふしぎ)だけど誰もが潜在的
悩む点をすっきり表した切ない映画

 

 

どうもメガネラッコです。

韓国映画で好きなのは「猟奇的な彼女」です。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

「ビューティー・インサイド」

gaga.ne.jp

です。

 

■映画のざっくり内容

18歳の誕生日から、寝て起きると見た目が

変わってしまう男の話。

性別、年齢、国籍すべて起きるたびに変わってしまう。

しかし今の時代、人と会わずとも生活はできた。

かれは家具職人として、インターネットで注文をとる

形で過ごしていた。

そんな彼はある家具屋で一人の女性と出会い、恋をするのだが、、、

 

■観た理由

以前予告編をみてからずっと気になっていた作品。

設定が星新一藤子不二雄のようで好きなタイプだったので。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★★★

カップで見れば、今の自分たちと比較したり

価値観がみえて面白いと思います。

もちろん、見終わった後にどう感じるかは

その人次第ですがラブストーリーとして

単純に楽しめると思います。

 

 

 

~1人~    ★★★★

人を好きになることについて

考えるにはいい映画だと思います。

こういった映画は一人で見て

自分の価値観と照らし合わせてみても面白いと思います。

 

 

~友達と~   ★★

笑える点、コメディ的要素が少なめです。

基本的には同性の友達と見たときに微妙かもしれません。

恋愛相談できるような中ならいいですが

ラブストーリーって友達とみる感覚があまり自分にはないので。

 

 

~人は見た目がすべてだぜ!という人~  

テーマ的に共感できる可能性が低いので

見ないほうがいいでしょう。

人の内面に興味がでてきたら鑑賞してみるといいと思います。

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・設定の妙

総勢123人が演じる主人公

・分かるようで分からない感情を慮る映画

・お母さん役の人何人なの?

 

 

 

期待して見たのですが、おおむね想像通りでした。

なので大きく期待を上回ったり、下回った、ということはなかったです。

見た目が毎日変わる人でも恋愛は成立するの?

という話をスムーズに楽しめました。

またその話の内容から、人を好きになるということの

難しさや本質みたないものを問いかけてくる映画かな

と思います。

 

ただ、メッセージ性は意外と物語の中では薄く感じたので

単純に見た人にゆだねられているようにも感じます。

二人の行く末に集中できました。

 

一見、想像できそうで出来ない、主人公たちの気持ちを

想像しながら見る体験は好みでした。

 

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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君の名は。〜甘美な妄想を映像化したライトなミュージックビデオ映画~

ロマンチックであることに全力を投じた
砂糖ドバドバムービー

 

 

どうもメガネラッコです。

新海誠の作品は昔少しだけ見た記憶があります。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

君の名は。

映画『君の名は。』公式サイト

 

です。

 

■映画のざっくり内容

ある日突然、夢の中で男女の体が入れ替わってしまう。

お互いに不思議に思いつつも、ルールを決め

入れ替わっている間の情報を共有したりと

なんとか入れ替わりに対応する主人公二人。

そんな入れ替わりもある時、突然に終わってしまう。

入れ替わっていた時の記憶は元の体に戻ると薄れていくのだが

互いに、入れ替わった「誰か」に興味をもち、近づこうとするのだが、、、

 

 

■観た理由

話題になっている作品なので興味があり。

特に若年層に人気ということで、嫌な予感がしつつも

今の若者に響く映画を見たかったから。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★★

体が入れ替わる二人の心模様がメインの作品だと思います。

なのでカップルでみるにはちょうど良い作品です。

ちょっとした笑える要素などもありますが

難しい説明なども少なめで、主人公たちの成り行きを

楽しく見られるのではないかと思います。

 

~1人~    ★★

劇場で一人で見るには周りの環境が厳しいかもしれません。

ただ、自宅などで見られるようになれば

一人で見ること自体は問題ないでしょう。

ただ、いろいろと話をしたくなる映画だと思うので

できれば複数人で見たほうが感想戦も楽しめます。

 

~友達と~   ★★★

スートーリーや、設定、音楽など

語ることができる要素の多い映画です。

なので友達とみて意見を交わすのに向いている作品と言えます。

ただ、好き嫌いの好みが強くでる作品のように思うので

相手の意見に寛容になって話し合いましょう。

 

~ハードSF的な要素を求めている人~  

SF的な要素は多々ありますが、穴は多いです。

映画だけではわからないこと、納得いかない点が多いので

しっかりと練られたハードSFを求める人には向かないように

思います。

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・声優陣の安定感

RADWIMPSの曲の多用

序盤のテンポの良さ

・妄想を視覚化したような甘美

 

見終わってみて、不思議な違和感の残る映画でした。

つまらないわけでは無いのですが

何か自分の中で物足りないというか

欠けている感覚が残りました。

 

話のテンポや、映画でやりたかったことは

十分わかります。

色々な要素や話を入れ込んであるのですが

映画、一作品として見たときに

結局主人公二人だけのお話になっている。

 

その点が個人的には腑に落ちなかったのかもしれません。

ただ、飽きずに見られるような工夫や、気持ちがもりあがるような

音楽的な演出などされているので

見ている時間はあっという間に過ぎると思います。

 

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

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