ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧のマギアナ」 〜初めての人も楽しめる?分かりやすいテーマに安心するアニメ映画〜
ポケモンを知らなくてもそこそこ楽しめる?
しかし、あと一歩な感じが否めない映画
どうもメガネラッコです。
そんな自分が今回紹介する映画は
「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧のマギアナ」 」
です。
■映画のざっくり内容
主人公はポケモンマスターを目指し旅する少年。
その争いに主人公たちも巻き込まれます。
ボルケニオンとの関係、また何故ボルケニオンが人間を信用しないかなどが
明らかになっていく。
そんなボルケニオンに、自分達は、そんな人間とは違う!と
一緒にマギアナ救出を手伝う主人公一同。
マギアナを利用しようとする者たちの狙いは、、、
■観た理由
ポケモン映画はここ数年みるようにしています。
ポケモンGoの人気で映画も混んでいるかな?と興味本位もあって。
■お勧め度
~カップル~ ★★
ポケモンが好きなカップルであればみてもいいかもしれませんが
わざわざ他の映画を選ばずにみる理由は特にないかもしれません。
ただ、それなりには楽しめると思います。
~1人~ ★★
こちらもポケモン好きの人推奨です。
家族や子供とみる人がほとんどなので
あえて一人で見に行く作品ではないかもしれません。
ただ本作には少し考える部分もあるので
ポケモンに多少詳しい人なら、悪くはないでしょう。
~友達と~ ★★★
ポケモン好きの友人となら
見に行ってもいいでしょう。
いつもの通りポケモンの配信などもやっているので
そちらにも興味があるなら猶更○です。
~ポケモンて何?っていう人~ ★
最低限のポケモンの知識は求められると思います。
冒頭に一応軽い説明はありますが、ある程度世界観など
理解している人でないと、「?」の連続で話に集中できない
かもしれません。
■メガネラッコ的ポイント
・王道のストーリー
・丁寧に演出され、迫力のあるポケモンバトル
・ゲスト声優の違和感
・たくさん出てくるポケモンの可愛さ
よくまとまっており、王道のストーリー展開ですが
丁寧に演出されているので安定感があります。
ただ、ポケモンという例外を除いて人間の言葉を話さない生き物が絡むことの
難しが今回も出てきたように思います。
この点をもっと利用するなり解決しないとポケモンの映画の限界はこの辺かも、、、
とも思える作品でした。
■所感 ※以下ネタばれ含みます。
基本的にはよくある話、王道の展開です。
ポケモンと主人公の関係の変化
人間不信→ちょっと信じる
がありつつ
目的の失敗からの成功
のふり幅で見ている人の感情が揺さぶられます。
今までのポケモン映画に比べると
登場するキャラクターやポケモンにストーリー上の最低限の役割が与えられ
うまく活用できていたように思います。
個人的には、ボルケニオンのいた森が敵に攻撃されたとき
森にいるポケモン全員で防ごうとしたシーンは良かったです。
ボルケニオンという人間の話せるポケモンのバランスも悪くなかったです。
ただやはり、主人公達に、ポケモンの言葉を理解するすべがないのが
難しいと思いました。
唐突にロケット団のニャースがマギアナの気持ちを代弁し、感情移入して
泣き始めたポイントについては、うまく話しに乗り切れない感じでした。
その点がかなりご都合主義っぽく感じ
映画から引き離される感じを受けました。
ただここ数年のポケモン映画の中では良作と言っていいのでは
ないかと思っています。
ポケモンのデータに魅力を感じない人を
劇場に来させるには今一歩たりませんが。
んじゃ、また。