メガネラッコの反芻キネマ

どうもメガネラッコです。ご覧いただきありがとうございます。基本的には最近みた映画について、上映中、レンタルなど関係なく感想や自分なりの分析など徒然と書いてます。

エージェント・ウルトラ 〜アメリカ流ラノベ?すこし不思議な構造に感じる話の枠組み~

俺ツエー!したいだけではない。
現代のボニー&クライド的な要素も感じる映画

 

 

どうもメガネラッコです。

ライトノベルはほとんど読んだことはありませんがイメージでタイトルつけました。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

エージェント・ウルトラ

 

 

agent-ultra.jp


 

です。

 

■映画のざっくり内容

さえない町のコンビニで働く主人公。
そんな彼には愛する彼女がおり、大事にしている。

ただ、彼女と旅行に行き、プロポーズしようと思っても

彼は町を出ようとするとパニックを起こし出られない。

ある日、彼の元に一人の女性が店に現れて不思議な言葉を

彼に投げかける。

そこから彼は、急に人並み外れた戦い方などができるようになるのだが、、、

 

 

■観た理由

設定に興味をひかれたから。

シンプルな話みたいだったから。

成り上がり系の物語のように予告で感じたから。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★

アクションがメインでありつつも

主人公カップルの関係も楽しめるので

カップルで見てよさそうです。

ただし、殺し方などややグロがあるので

そういった表現が苦手な方はやめたほうがいいかもしれません。

 

 

~1人~    ★★★

深く考えずに楽しめます。

見たら、誰かに話したい!とか

あのシーンがどうだった、とか

話したくなる要素は少ないと思うので

お酒を飲みながら見るくらいで丁度いいかもしれません。

 

~友達と~   ★★

微妙に恋愛要素があるので

同性同士だと少しつらいかも?

ただアクションとストーリーをメインにとらえれば

問題はないと思いますが

個人的には友人とみるよりは一人かカップルのほうが

いいように感じました。

 

 

~すかっと爽快なアクションと強い主人公がツエーするのを期待する人~  

アクション事態は少し地味目のように感じます。

それが作品には合っているのですが

派手さは求めないほうがいいかもしれません。

また、主人公がややウジウジした感じがあるので

自信満々の主人公を期待する人は避けましょう。

 

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

コンビニ店員から最強への覚醒

・スーパーなどにあるものを使ってのアクション

恋人との関係

・ラストの決めシーンへの伏線

 

 

少し期待した、普通の人→超無敵主人公とは少し違いました。

ただ、映画としては分かりやすくまとまっているし

アクションシーンも映画にあった等身大な内容という意味では

気になりませんでした。

壮大な話ではなく、一つの町の中ですべての話が完結するのも

個人的にはよかったと思います。

普通の生活を送ってた人がある日覚醒して強くなったら?

というよくある妄想のアンサーとしては個人的には面白いと

思いました。

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

 

 

 

 

 

最初は期待と違い

覚醒したあともウジウジした主人公にやや

イライラしました。

 

ただ、見終わって冷静に考えるとこの映画の主題は

最初に提示されていました。

 

とどまる木と自由な車

その二つの関係

 

です。

 

 

作中ではヒロインのほうが最終的には「木」だ

というセリフがありましたが

自分はそう思いませんでした。

 

 

主人公は一貫して初めから最高の彼女との関係を

進めるべく、プロポーズをしようとしていました。

その設定が最後のプロポーズシーン活かされるわけです。 

 

あくまで主人公が「木」であったと思います。

ただ、この「木」は本当は動ける「木」なんです。

誰もが人生の次のステップに進むときに様々な悩みや問題があると

思います。主人公の問題は内在していた過去との付き合い

ということになるように思います。

 

なので覚醒したからこそ、過去と対峙したからこそ

最終的に次のステップに進み、最終的に海外にも行けるようになった

という話なんだと思うとしっくりきました。

 

設定や宣伝のしかたが

典型的なラノベっぽい日常から非日常を売りにしているので

そこが個人的には微妙でした。

 

 

ラストの展開は、幸せなボニー&クライド的な感じに

見れなくもなく、微笑ましく感じました。

久々に映画でみる素敵なカップル像です。

 

しかし、敵役の個性が少し微妙だったかなー。

んじゃ、また。