メガネラッコの反芻キネマ

どうもメガネラッコです。ご覧いただきありがとうございます。基本的には最近みた映画について、上映中、レンタルなど関係なく感想や自分なりの分析など徒然と書いてます。

マッドマックス 怒りのデス・ロード 〜シンプル。そして頭を空にして楽しむ作品~

細かいことはいいんだよ!
まず、楽しめよ!という映画

 

 

どうもメガネラッコです。

マッドマックスの過去作は見ていません。

 

そんな自分が今回紹介する映画は

マッドマックス 怒りのデス・ロード

 

wwws.warnerbros.co.jp


 

です。

 

■映画のざっくり内容

舞台は世紀末の地球。

ほとんどの土地が土と砂にまみれた世界。

文明も荒廃している。

そんな世界で、力によって水や食料、資源などを牛耳る

イモータン・ジョーから、逃げようとする女子軍団。

そんな女子軍団にひょんな事から力を貸すことになった

マックス。

一向は追っ手が迫る中、緑の大地を目指す。

 

■観た理由

評判の良い作品だったから。

何も考えず映画をみたい気分だったから。

 

■お勧め度

~カップル~  ★★★

特に何も考えずに楽しみたい時ならOKだと思います。

ただ、設定やグロい部分が女性の好みに合いそうかは

確認が必要です。男の人でもそういったものが苦手な人は

避けたほうがいいかも。

 

 

~1人~    ★★★★

なんなんだ、この映画は!と考えられるので

一人でみても問題ないでしょう。

感想については、映画を好きな人なら見ている人が

多いので語らう相手は多数いると思います。

爆音で再生できる環境(ヘッドホンでもいいかも?)

でひとり浸ってみるのも面白いと思います。

 

~友達と~   ★★★

ヒャッハーな感じのものが好きな友人とみると

より楽しめるかもしれません。

見てるときに、「なんでだよ!」と思わず言いたくなる

箇所があります。

ワイワイ鑑賞するのにむいている作品です。

 

 

~深い物語、人の機微を描いたものだけが好きな人~  

描写が雑なわけではありません。

ただ、設定や話の内容的に深さを感じたりすることは

難しいかもしれません。

まあ、繊細な表現を求める人は手に取らない作品な気もしますが、、、

 

 

 

■メガネラッコ的ポイント

世紀末描写

・敵役なのにいいやつ、それがイモータン・ジョー

・音楽、音響面での世界観づくり

・話の分かりやすさ

 

 

マッドマックスは過去作をみているわけでは

ありませんが十分に楽しめました。

明快なストーリーと尖った世界観設定

およびその設定をより効果的に演出する

音楽や音響

 

多くを語らない映画ですが

あっという間に時間が過ぎたように思います。

 

ただ、周りの評判が高すぎて

期待値が上がりすぎていた節は少しあります。

 

すべて細かいことはおいといて

のめりこんで見ればいい

そういう映画なような気がします。

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまり、この作品について

あれこれ言うのは違うんじゃないかなー

と思いつつも自分なりに見終わった後に

考えてみました。

 

 

ある種の男女の描き方が

面白いです。

 

 

世紀末の世界で統制をとるべく

力と利権を独占するイモータン・ジョー

男衆。

 

そして、まさに生むマシーンのごとく

縛られている女性陣。

 

という構図で最初は始まります。

 

なんで、そりゃ逃げるよな、とか

私利私欲を肥やしてる悪いやつだから仕方ないな

 

とか思ってみているんですが

どうも途中から話の風向きが変わってくる。

 

妻?の一人を必死に助けようとするジョー

あくまで自分の後継者のためで

それは愛情からではないのかもしれませんが

それでも何かを情を感じずにはいられませんでした。

 

そして途中登場する戦うおばちゃん達をみて

すこし思ったのですが

フュリオサ含み、女性としての役割よりも

男として役割を持ってしまったがために戦うことになってしまって

いるのでは?と。

 

 

何かこの映画は男とか女ということにすごく拘っている気がします。

それは社会的な役割と、生物的な役割を

人間がどう捉えるか?という意味で。

 

なので旧時代的な発想が見え隠れするのですが

それを否定しても仕方ない、とすら感じました。

 

 

もう一度見る機会があれば

その辺掘り下げてみたいですね。

んじゃ、また。