メガネラッコの反芻キネマ

どうもメガネラッコです。ご覧いただきありがとうございます。基本的には最近みた映画について、上映中、レンタルなど関係なく感想や自分なりの分析など徒然と書いてます。

スター・ウォーズ 最後のジェダイ 〜昔からの流れを良くも悪くも変えてきた~

スターウォーズ作品のもつベーシックさを現代風にずらしてきた映画

 

どうもメガネラッコです。

スターウォーズの中ではストームトルーパーのデザインがすごく好きです。

 

 

そんな自分が今回紹介する映画は

スター・ウォーズ 最後のジェダイ」です。

 

starwars.disney.co.jp

 

 

 

 

■映画のざっくり内容

前作で伝説のジェダイであるルークに出合うことができた

ヒロイン。ルークにジェダイとしての教えをこうが

ルークは乗り気ではない。

一方で、ファーストオーダーはレジスタンスに反撃すべく

準備を進めていた。中でもカイロ・レンは、父を殺しながらも

以前心のなかで葛藤が広がっていた。

 

レジスタンスは多くの犠牲のもと、ファーストオーダーの戦艦を

沈めるのだが、、、、

 

 

 

 

■お勧め度

 

スターウォーズの世界観を新たに楽しむ映画として

〜★★★★〜

この映画を見るためには当然、前作である

フォースの覚醒を見ておくべきでしょう。

というか見ていないと楽しめないと思います、続き物ですし。

 

今回新たに楽しむと書いたのは

古くからのスターウォーズの文法、世界観からは

逸脱している部分が多いからだと思います。

 

ローグ・ワンを見た後も思ったのですが

昨今のスターウォーズはよくも悪くも

昔からある御決まりというか、スターウォーズらしさを

変化させようとしている感じがします。

 

本作でもその変化はあったと思います。

過去作への思いが強くない人や

旧6部作を知らない人にとってはあまり気にならないかもしれません。

 

むしろ、定番の流れを欠いていて

この三部作からスターウォーズを見始めた人は

十分に楽しめるのだろうか?と疑問にする感じます。

 

 

それくらい、王道、ベタな展開を避けているように感じました。

 

ただこの三部作も残すところ1作品。

次の作品次第で評価がいかようにも変わってしまうポジションの

映画だと思いました。

 

 

■メガネラッコ的ポイント

・ヒロイン、レイの強さの演出

キャリー・フィッシャー演じるレイアの出ているシーン

・新しいキャラクター達

ベニチオ・デル・トロの胡散臭いキャラ

 

 

■所感   ※以下ネタばれ含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

イヤー、個人的にはすごく楽しめた。

 

レイの強さの演出としての

過去との向き合い方。

また親が何者でもないという点。

 

何者でもない人物のフォースが何故強いのか?

その点はまだ語られていません。

というか語られないまま終わるのでは?と思っています。

 

スターウォーズはよくも悪くも家族、血筋の話が大きいです。

ただ、この三部作でそこを担っているのはあくまで

カイロ・レンであると改めて感じた話でした。

 

そのうえでレイがあそこまで強いのは物語として

何か必然性が今後必要になるとは思いますが

ひょっとしたらフォースや強さというのは特別なものでは無い

という意味にも取れます。

それはタイトルの最後のジェダイとも通ずるもので

ジェダイだけが正義、力を持った救世主でなく

本人次第で、だれでもそうなれるのだという新たな希望として

レイを描こうとしているのかな?と個人的には感じました。

 

 

あと本作ではレイアのシーンは特に見入ってしまいました。

 

もちろん遺作という意味もありますが

正直宇宙から戻ってきたシーンは度肝を抜かれました。

 

レイアのフォースってやっぱり強力だったんだなー、と。

 

 

新しいキャラクターも色々出てきましたが

特に ベニチオ・デル・トロは秀逸だったと思います。

 

戦争にはいいやつも悪いやつもいないという言葉。

 

本作でジェダイとシスの境目が曖昧になったように思います。

現実の世界がそうであるように、スターウォーズの世界においても

戦争は正義と正義のぶつかりあいなんだなーと。

ハタとされるセリフでしたね。

 

個人的には大好きな世界、お話、キャラクターである

スターウォーズ映画の中でも

結構良いほうだと思います。

ファントム・メナスとか今振り返ると少しね、、、)

 

次回作に期待ですね。

 

 

 

んじゃ、また。