ヘイトフル・エイト 〜密室劇?いいえタランティーノ劇場です~
悪人しか出てこない、殺し合い!
真相や展開を楽しみつつタランティーノ的バイオレンスを楽しむ映画
どうもメガネラッコです。
そんな自分が今回紹介する映画は
です。
■映画のざっくり内容
舞台はアメリカ、時は南北戦争終息後まもなく。
迫る吹雪を振り払いながら進む賞金稼ぎは
懸賞のかかった女を連れて町を目指していた。
途中同乗することなった賞金稼ぎと新保安官。
目的の町へ辿り着く前に、山にある店で
吹雪をしのぐことになった一向は山小屋で違和感を
覚えながらも時間を過ごすことになるのだが、、、
■観た理由
タランティーノが好きだから!
密室劇で悪人だらけ、という設定から
どんな話になるか気になったから。
■お勧め度
~カップル~ ★★
エグいシーンが多々あるので
暴力描写やグロ耐性のない人と
一緒に見るのは避けたほうがいいでしょう。
また、後味がいい映画ではないので
カップルでは見ないほうがいいでしょう。
~1人~ ★★★★
タランティーノ好きの人なら
一人で見てもいいと思います。
雪山の密室劇というシチュエーションも
楽しむにはちょうどいい内容だと思います。
~友達と~ ★★★
タランティーノ映画のノリが分かる
友達とならいいかもしれません。
ただ、今回のオマージュネタなどが
かなりマニアックに感じます。
(自分はほぼ分からなかった)
できれば西部劇に詳しい友人と見るといいかもしれません。
~思考できるような密室劇を期待する人~ ★
先の展開を予想しながら見れなくもないですが
基本的なサスペンス映画とは異なると思います。
なのでやはりタランティーノっぽさ、のようなものを
味わいたい人が見るべきで、深い推理などを楽しみたい人は
別の作品を手に取ったほうがいいかもしれません。
■メガネラッコ的ポイント
・タランティーノらしい、軽妙な会話
・バイオレンスの表現
・役者たちの癖のある人物を表現する演技
・なんじゃこりゃ!となるラストの展開。
よくも悪くもタランティーノらしい作品だった思います。
個人的にはタランティーノ作品は元ネタの理解度で
楽しみかたが大きく左右されるものが多いと思います。
もちろん、そうでなく単品で楽しめる映画もありますが。
しかし、今作がどちらなのかと言われると
迷ってしまいます。
日本で西部劇に明るい人ってどれくらいいるんだろう?
ということと、元ネタが分からなくても
それなりに楽しんでいる自分の感想。
しかし、自分が楽しめているのも
タランティーノが好きで、作品の雰囲気や
期待すべきものがなんとなく理解できているから
ではないかと思います。
なので、ファン以外は楽しむのが難しい映画のように思います。
■所感 ※以下ネタばれ含みます。
正直、もっとすさまじい描写を期待していた
自分としては少し物足りませんでした。
個人的には毒殺は、なんだかなー。
あと、密室劇で場所が動かないせいもあるのか
激しい描写も少なめな気がします。
もちろん、18禁になるくらいので
下的なえぐいネタや、頭がぶっ飛ぶところなどは
それなりでしたが、でも少し物足りない。
そして密室劇としても
最後の地下からの一撃。
というか人数多いんかい!!
というのが個人的に肩透かし。
タイトルに騙された?叙述トリック?
的な感じでした。
タランティーノ作品だとここ数年だと
ジャンゴを超えるものがなかなかないなー
という感じです。
んじゃ、また。